4年ぶりの開催。4/29の瀬居島のお大師市について

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お遍路と聞いてイメージするのが、四国エリアの愛媛・高知・徳島・香川にある八十八箇所のお寺巡り。
香川県坂出市の瀬居島(せいじま)で、四国お遍路の「お接待文化」を体験できる「お大師市」というイベントを2023年4月29日(土)に行います。

新型コロナウイルスの影響でしばらく開催ができなかったのですが、4年ぶりに開催します。

今回の記事では、瀬居島のお大師市について説明します。

今回のブログを読むメリット

瀬居島のお大師市の内容がわかる

四国特有の「お接待文化」を知ることができ、これからのお遍路旅や四国八十八か所巡りがより楽しめるようになる

瀬居島のお大師市とは?

瀬居島のお大師とは、島内にあるお寺や88箇所のお地蔵さんをお参りして、「お接待」文化を体験できる地元・瀬居島にとってはとても大切なイベントです。

簡単に言うと、四国八十八箇所巡りに似たようなものが、坂出市にある瀬居島内で2~3時間で体験できる内容です。

しかし、お接待を知らない人がほとんどだと思うので、初めに「お接待」について簡単に説明します。(私自身、香川に移住するまでこの「お接待」文化を知らなかったので。)

そもそも「お接待」ってナニ?

「お接待」とは四国にしかない特有の文化です。
四国八十八箇所の霊場を巡礼する人(お遍路さん)に対して、善意でおもてなしをすることを「お接待」と言います。

実は四国の人にとっては、お遍路さんは仏教で有名な弘法大師と同じくらい尊い存在です。

自分の代わりにお寺をお参りしてれるお遍路さんに対して、地元の方がお供え物やお布施を通してサポートするようになってから、この「お接待」文化というものが四国に根強くようになりました。

お接待ではどんなものを提供されるの?

四国お遍路で、お接待として提供されるものは大きく4つに分かれます。

「お接待」でおもてなしされるもの
  • 物品の提供(食べ物や日用品など)
  • 宿泊施設の提供
  • 金銭の提供
  • 行為の提供(案内ガイド・情報・荷物の預かりなど)

2023年の現時点は、お菓子・くだもの・飲み物などの軽食をお接待として振舞うのが多いそうです。

4月29日に行われる瀬居島のお大師市でも、おそらく軽食が提供されるかと思います。

お大師市に参加するときの持ち物について

お大師市では最低限、リュック・お賽銭(細かい小銭をたくさん)を持っていくようにしましょう。

いただいたお接待を持ちながら島内を歩きまわるので、手さげ袋やエコバッグよりは、手が自由になるかばんやリュックで行くのが良いでしょう。

また、お大師市では、お接待所や島内に八十八箇所あるお地蔵さんに対して、お賽銭をしていきますす。

お賽銭をしていくにつれ、手持ちのお金が減っていくので、1円・5円・10円など細かい小銭をたくさん持っていくようにしましょう。

お接待を受ける場所について

2023年のお大師市では、6箇所のお接待所を設ける予定です。

お大師市に参加する際は、マップを参考に目指して歩いてみてください。

お接待所の詳細

①黒山観音

②竹浦公民館(トイレあり)

③北浦集会所(トイレあり)

④西浦釈迦堂

⑤瀬居観音堂

⑥瀬居大師堂(近くにトイレあり)

瀬居島へのアクセス方法

瀬居島へのアクセスはバス・車・自転車3つあります。

①バスでの行き方

坂出駅からバスで行く場合は、市営バス(瀬居線)で向かいます。

1日5本で、約2時間に1本のペースです。

お大師市に朝から参加するのであれば、坂出駅8:20発のバスに乗るのがベストで、8:44に「瀬居町西浦」というバス停に止まります。

ちなみに、坂出駅~瀬居町西浦区間の運賃は410円です。

バスの運行スケジュールの詳細はこちらの7ページをご確認ください。

②車での行き方

車で行く場合は、坂出市中心地から約20分ほどで行けます。

駐車場ですが、瀬居小学校の運動場を駐車スペースとして開放する予定で、①で説明したバスの停留所「瀬居町西浦」の近くです。

③自転車での行き方

坂出駅構内にある坂出市観光協会で、レンタサイクルができます

かご付きのママチャリタイプは1日200円、スポーツタイプは1日500円、電動自転車は3時間500円(電動自転車のみ1時間の延長につき100円追加)と、3種類の自転車があります。

ちなみに自転車では約35分くらいで瀬居島まで行けます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
瀬居島のお大師は、ゴールデンウィーク初日の4月29日に行われます。

四国以外の方にとっては、馴染みのない「お接待」を受けられる貴重な経験になると思います。

日常生活では味わうことのできない体験は子供にとっても刺激になると思うので、ぜひ家族旅行などで瀬居島にきて、日本人の「おもてなし」を受けてみるのはいかがでしょうか。

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